ペンソー

ヘイロー・レジェンズのペンソーのレビュー・感想・評価

ヘイロー・レジェンズ(2009年製作の映画)
3.3
7つの物語で構成されるHALOシリーズのスピンオフ。

実写版も含めて映画化されたHALO作品の中では一番面白かった。
ゲームでは明かされないスパルタンや兵士たちの苦悩が見れるのは良かったけど、「本当に観たいのはこれじゃない」感が強かった。
実写映画はHALOファンでも楽しめるかどうか分からないほどのつまらなさだし、"〜:フォールオブリーチ"も直接的に惑星リーチの陥落が描かれていたわけではなかったから、どれもみんなが観たいHALOの世界から少しズレてる気がする。

4つ目の短編だったかな、スパルタン-IIの実験の過酷さは毎度のことながら胸が痛くなる。
誘拐されて肉体改造を施されたあげく、地獄のような訓練を受けているのに両親はそれを知らないどころか本人のクローンで誘拐を隠蔽するという、ハルゼイ博士のやったことはあまりにも鬼畜すぎると思った。いくら人類のためとはいえ、やっていいラインを超えているんじゃないかな。コヴナントがそれほどの脅威だったってことかもしれない。
そんな理由で自分のクローンが自分がいるべき場所に居座っていれば、その場で撃ち殺してしまうのも納得できる気がする。

5つ目のスパルタン1337のストーリーが個人的には一番好き。ああいうキャラクター大好き。

最後の短編だけいきなりCGアニメになった。
"スターシップトゥルパーズ:インベイジョン"にそっくりだなと思ったら監督が同じだった。
スタリッシュなマスターチーフの戦いを見れてよかった。

HALOの映画化作品はとにかく暗いストーリーのものが多い気がする。

日本ではほとんど馴染みのないHALOを日本人の監督らがアニメ映画化したことが一番の驚きでした。
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