80年代が舞台で、当時の雰囲気もまあまあ感じられたのだが(『ポルターガイスト』(82)上映館の前で裏切者は襲撃される)、いつもはそれだけで及第点も、あまりの話の拙さで台無し。思うに監督に才能がないんだと思う。このディート・モンティエルという監督の映画は確か『陰謀の代償』(10)ってアル・パチーノが出ている作品を観たと思うが、恐ろしくつまらなかったと記憶している。でも『アルティメット・ファイター』(09)を観てベネット・ミラーは『フォックスキャッチャー』(14)にチャニング・テイタムを起用したんじゃなかったっけ?だからってモンティエルの評価が上がるわけでもないが。