しょうちゃん

バッド・バイオロジー 狂ったヤツラどものしょうちゃんのレビュー・感想・評価

3.5
フランク・ヘネンロッター監督が久々にメガフォンをとり、
前人未踏の恐るべき荒唐無稽な狂気の愛の新世界を描く、
世にも奇妙なアブノーマル“ラブ”ホラー。

7つのクリ〇リスを持ち、
性欲の塊と化した女と、
ステロイドなどの薬物で巨大化した上、
独自の意志を持ち始めてしまったモンスター・チ〇コを持つ男がついに邂逅、
女と男の最終決戦がここに幕を開ける。

公開当時は、
フランク・ヘネンロッター監督の作品が16年ぶりに劇場公開されるということで、
いそいそと映画館へ出かけるが、
相変わらずの珍作だった。
巨大なチ〇コを持つ男自体は珍しくない設定だが、
それに対抗する要素として用意されるのが、
7つのクリ〇リスを持つ女。
こんな設定はヘネンロッター監督しか思いつかない。
ジェニファーは、
生まれながらにして7つのクリ○リスを持つ女。
彼女がセックスを終えると、
2時間で妊娠し、
陣痛、
出産を迎える。
バッツは、
赤ん坊の頃に、
へソの緒と間違えてチ〇コを切り取られた不遇の男。
何とか縫い合わせるが、
男性の機能が失われ、
様々な薬品を大量注入したあげく、
チ〇コが巨大化した。
そんな性器を持つ二人が運命の出会いをする。
運命のいたずらか、
出会った時にはバッツのチ〇コは股間から行方不明。
バッツのチ〇コが独立して動き回るシーンは、
“バスケット・ケース”兄貴が勝手に出て行ってしまうシーンを彷彿させる。
フランク・ヘネンロッター監督の右腕的造型師、
ゲイブ・バルタロスが創出する芸術的なモンスター・チ〇コは必見。
尺取り虫みたいに床を這いまわる。
チ〇コが床や壁をぶち壊して家に侵入するシーンが、
何回もやたら丁寧に描かれる。
シャワー室でチ〇コが、
タオルに隠れて襲う機会を窺っているシーンは爆笑。
ジェニファーとバッツが、
モンスター・チ〇コの取り合いをする姿は滑稽である。
ホラー映画であるが、
グロなしエロ一色である。
しょうちゃん

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