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女神は二度微笑むのカポERRORのレビュー・感想・評価

女神は二度微笑む(2012年製作の映画)
3.8
【そーだ!TSUTAYAへ行こう!①】

正月に実家に帰る際、母の希望でDVDを借りて向かうことになった。
そう、実家にはネット環境がなく、DVDしか作品鑑賞の手段がないのだ。
とは言え、今や私の住まい近傍のTSUTAYAは3店舗とも皆閉店してしまっているため、仕方なく実家近くのTSUTAYAに入会した。
折角なので、どれだけ待ってもなかなか配信されない名作も一緒に借りよう!ということで、以前から観たかった作品も何本か一緒に借りることに。
まずはこちら、インド産ミステリー『女神は二度微笑む』を鑑賞したので、感想を書きたい。

✤✤✤

本作、どんでん返しのギミックやプロットだけで言えば、恐らく全どんでん返し映画のTOP5に入る傑作と言えるのではなかろうか。
あらすじは以下の通り。

2年前、地下鉄で毒ガスによる無差別テロが発生したコルカタに、失踪した夫アルナブを探すためロンドンから単身訪れたヴィディヤ。
夫は1カ月前に仕事でコルカタに着任して以来、音信不通になっていた。
地元警察の協力も得てアルナブを探すヴィディアだが、宿泊先にも勤務先にも形跡はなく、途方に暮れる。
やがて夫と瓜二つのミラン・ダムジという危険人物の存在が浮かび上がり、国家情報局のエージェントも動き出すが…。
果たして、ヴィディヤは夫アルナブを見つけ出すことが出来るのか?…というもの。

噂通り、どんでん返し衝撃度MAXだった。
実に痛快。
思い切り、してやられた。
その衝撃たるや…例えるなら、広瀬すずが「実はわたし男でチ〇コ付いてます」と自らカミングアウトするくらいのインパクトである。
伏線回収も実に秀逸。

ただ、これはボリウッド作品の多くに共通して言えることなのだが、中盤の展開が昔のトレンディドラマかのように薄っぺらく、終盤の重厚さとのバランスがチグハグなのだ。
また、本作のミスリードの表現方法にも賛否はあろうかと思う。
(個人的には…まぁギリセーフ。)
良くも悪くも色々な要素を詰め込み過ぎていて、私的には飽きずに観られた反面、そこが評価を下げるポイントにもなってしまった。
うーん、実に勿体ない。

だが、確実に言えることは、主演のビディヤ・バランは相変わらず美しかったということだ。
それだけで本作鑑賞の価値あり。
ダンニャワード(ありがとう)
ダンニャワード(ありがとう)
未見の方は、是非お近くのTSUTAYAにてレンタル頂くか、TSUTAYAオンデマンドにてレンタル頂きたい。
それでは、またナマステ(-人-)
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