ポンコツ娘萌え萌え同盟

BIONICLE マスク・オブ・ライト ザ・ムービーのポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

3.0
幼少期に好きだった玩具といえばベイブレード、ビーダマン(B伝説世代)、バイオニクルの世代。買ってもらったのがコパカだった。本映画がトア・ヌーバ世代なので丁度持っていた時期の物と一つで童心に帰れ・・・そうなはずだった。
というのも、玩具はともかく幼少の自分にとってはバイオニクルの物語、世界観を理解していなかったのもあり、改めてバイオニクルの世界観に触れることになった。

本作品は児童向けの作品で、マスクの導きにより光のトーアを探す冒険と、ラクシの戦いを軸に「宿命」「義務」「団結」をテーマとして描いたCGアニメ。主人公は既存のバイオニクルのイメージから等身を下げた、タクア。
幼少の頃に集めていたトーア達は主にバトル担当や旅などでも頼れる味方。所謂年上枠的な感覚がある。とはいえ団結が一筋縄には行かないなど完璧な味方ではないのがほんの少しの魅力だ。
コパカ買っていた人間からすると、仲間内では思った以上にクールな性格と立ち位置が良かった。ピンチから湖を凍らしたりする場面とかかっこいい。
ただ道中はともかく終盤の光のトーアが現れてからの展開はあまり好きではない。これまで味方してきた他のトーア達は殆ど置物状態みたいな感じだし、結末に関してはやや強引さを感じる展開がある。

CGアニメに関しては時代相応な出来。現代感覚で観ればオブジェクトやエフェクトなど正直見劣りはする部分がある。
でも甘すぎる評価だがアクション・フィギュアのバイオニクルが動けばそれでいいし、序盤から溶岩でサーフィンしたりそれなり見どころはあるので及第点な感じ。