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聖杯たちの騎士の文o文文のレビュー・感想・評価

聖杯たちの騎士(2015年製作の映画)
3.2
例えば
赤がただ存在していては人は理解しがたい
手で握れるほどの球体だとそれはリンゴだと理解するし、高さ130cmほどのゴツい立方体だとポストだろうと理解する

輪郭が説明してくれる

この映画は輪郭がはっきりしていない、ストーリーがふわふわと漂っている
理解しようとする事を放棄したほうが良い、楽

ジブリ
レッドタートル、君たちはどう行きるか…などもそんな感じでみてたかな

赤が漂っている、握るのか塗るのかも気にもせずという感じに

曖昧な存在の人間の心の内が漂ってる映像を浴びる


弟が嫌いなのは身内で明確な存在、行き場のある存在
嫉妬でもあるが、兄弟でも人は人で本質が全く違うのはこれもごく普通

性で歩み、美の間を行き来するリッチな生活

日本のテイスト入った庭園でヒントをえる
今を尊重しろ
価値のあるものが君を囲っていると

そこから多少内情は変わってきてはいるが、映像表現方法は変えない
時折白黒からカラーにしたりとか分かりやすくする映画もあるが


主人公の内面はマイク・ミルズ作品などと近いが映像表現は全く違うので、その差大きいななども思った


この映画のレビューより、お客各々のよぎった家族との事やら空想やらが価値のある映画かも
しかしそれらは人に話すものでもなかったりするのでアウトプットされず、されないので記憶にもさほど残らない
そういう意味では観ている今に価値がある
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