三次元からきたブロンディ

ヤング・アダルト・ニューヨークの三次元からきたブロンディのレビュー・感想・評価

4.3
記録
40代の子供のいない夫婦。夫は映画監督、妻の父は高名な映画監督。偶然知り合った20代の若い夫婦と仲良くなり、一緒に映画を撮ることになるが…
ノア・バームバックの作品はこの映画で初めて観たが、ちょっと怖い映画だった。

ベン・スティラーとナオミ・ワッツの夫婦は不妊治療を試したものの成功しておらず、友人夫婦は子供を授かり、その夫婦たちを妬ましそうに見る。そして、偶然会った若い夫婦と親しくなったが、一緒に映画撮影をすると段々関係も怪しくなる。

年上夫婦が若い者たちに飲まれていて、しょっぱい結末となっている。
そして、この映画はドキュメンタリー映画の内幕となっており、音楽も各種の名作映画の曲が流れていた。特に『クレイマー、クレイマー』の曲は主人公夫婦の何かを象徴している様だった。

いや〜これは今年のベスト級作品に連なるかもしれない。上映時間も93分とそんなに長くなく、あっという間に終わったと感じた。これはオススメです。この映画に御興味ある方は是非御覧下さい。