はま

ヤング・アダルト・ニューヨークのはまのレビュー・感想・評価

2.8
パッケージの暖かい雰囲気を想像してたら、意外と上昇下降の激しい展開が待ってて、「どこかの街角にありそうな人生」じゃなくてちゃんと脚本がある映画なんだなぁ…ってなりました(?)

始まり方はとっても素敵でした。
40代で子供もおらず、周囲に差し障りなく生きる夫婦が、20代でアクティブに生きる夫婦に感化されて周りに目を向けるようになっていく…という流れ。

人生がある程度固まって、今からハメを外しても大変なだけ、っていう年齢に差し掛かってくると確かに出来ないこと(やらないこと)が増えるよなぁ、と他人事ながら感じさせられました。
ヤング夫婦、素敵だなぁ。

ところがどっこい今作はそういう話じゃなくて両夫婦の夫の共通の仕事であるドキュメンタリー映画製作が関わってくるんですが、そこと前述の感じが微妙に繋がってこなくて…私の中では別物みたいになっちゃいました。

「自分たち夫婦を改めて客観的に見直す機会を得るドラマ」ではあると思うんだけど、これに関しては観る人の年齢層にも関係してきそうでなんとも。
私はまだヤング夫婦より歳下なんですが結婚もしてないのでどちらに共感とかそういう感情は全く抱かなかっエッ別に悲しくないです

アダルト夫婦がヤング夫婦に言う「若さ」は理解できるけど、それは彼らを私が客観的に見てるからであって、自分のことを指摘されると多分今はまだ分からないんだろうなぁと思います。
大人になったら今の自分を振り返って「若かったな…」って感じるんだと思う。
公園ではしゃいだりね。

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