けーはち

メイズ・ランナーのけーはちのレビュー・感想・評価

メイズ・ランナー(2013年製作の映画)
3.1
1ヶ月に1度、記憶を失くした少年たちが送られてくる場所。壁の向こうは機械と生体が融合した敵グリーバーが蔓延る迷路。少年たちは生き抜く道を探し、迷路を走る!

★印象としては、「ゲームっぽい」。自分の名前以外情報のない状態でフィールドに放り込まれた主人公たち。辺りには高くそびえる壁。動く迷路、脱出を阻む機械仕掛けのモンスターたち。それはミステリー的なクローズド・サークルの巨大版とも言えるが、端的に言うとゲームのダンジョンだ。

★クローズド・サークル系ミステリーに脱出ゲームと少年少女たちのサバイバルという要素が詰め込まれているので、「CUBE」「ハンガー・ゲーム」あるいは「ダンガンロンパ」等の作品を想起させる。これらが好きなら見て損はない。「壁」というキーワードなら「進撃の巨人」もそうか。実際、実写進撃はかなり「メイズ・ランナーっぽい」と言われている。

★突き放すような謎に包まれた世界の提示は結構わくわくして見られたので、続編はどうなるか、いい意味でも悪い意味でも気になる一作。