ゆうた

メイズ・ランナーのゆうたのレビュー・感想・評価

メイズ・ランナー(2013年製作の映画)
2.0
ヤングアダルト向けの映画って感じ。
たぶん原作小説もその辺の年代に向けて書かれているんでしょう。
なんというか、「LOST」全シーズンおよび「約束のネバーランド」全話を2時間に収めたような疾走感、圧迫感、無理矢理感があります。

見始めて「この世界は男しかいねーな、まあそれはそれで楽でいいよな」と思ってたら女の子が搬入されて、「よーし、ここから女を巡る一悶着があるぞ」とウキウキしたのに、どいつもこいつも女が来たこと自体にはなんの興味も示さないのは不自然すぎるよ。
特別な存在=the oneである主人公と、彼と記憶を共有しているヒロインがいるのだから、あの意地悪そうな顔したやつにヒロインがあわや…的な展開があってもいいでしょ。「マトリックス」はちゃんとそうやってたじゃん。
メイズランナーといいつつあんまり迷宮要素もなくて、怪物もその気になれば割と簡単にぶち殺せる。
人工的な箱庭を抜けた先に本物の世界があって…というのはいろんな漫画やドラマや映画で見たような展開だ。
こういう展開そのものにはやっぱり引きがあるのし、「これから実験は第二段階」というハッタリも好印象なんだけど、ぶっちゃけ映画そのものはあんまりおもしろくなかったので、ストーリーの続きとオチはネタバレ見りゃいいやと思ってしまった。
ゆうた

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