BB0421

アウェイデイズのBB0421のレビュー・感想・評価

アウェイデイズ(2009年製作の映画)
3.9
強い者に対する憧れ、性と暴力衝動、でも本物の悪にはなれない弱さ、そんな若くて痛々しい青春の日々を、パンク・ニューウェーブの名曲群と共に。この手の青春群像劇によくある疾走感のようなものは皆無で、この時代特有の気怠るさが物語全体を覆う。だからこそ、傷を負った妹の「いつまで続けるの?」という言葉がクリアに響いた。自分で気付くしかない過ち。最後のシーンは切な過ぎた。恋愛ものとして観るとまた違った印象が浮かび上がってくる。
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