【こういう人も世の中にはいるんだ】
ドキュメンタリー映画。
決して派手ではないし、ものすごく面白いとか切実な問題提起をしているというわけでもない。だけど、見ておいて悪くないんじゃないか、と言いたくなる作品。
世の中には色々な人がいる。
人付き合いが不得手な人もいる。ひきこもりって、別に日本だけの現象じゃないし。ひきこもりそのものではなくても、それに近い人間だっている。
でもそういう人であっても、何か自分だけの独自性を発揮できる対象、或いは場所がある。いや、人に認められなくてもいい、自分だけにしか価値が分からなくてもいい。そうやって一生を終える人もいる。
そういう当たり前の真実を分からせてくれる映画。大傑作とか言うのじゃないが、小さな小さな佳品。これを作った監督に敬意を。