ローマ環状線で、ザ・ノンフィクション。
あの"生きて~る 生きている~"がもれなく聴こえてきそうな、さまざまな人間模様が映し出されるこの作品、ヤシの木を食い尽くす害虫の研究者だけはクレイジージャー…
【第70回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞】
ヴェネツィア映画祭史上初めてドキュメンタリー映画として金獅子賞を受賞した作品。ジャンフランコ・ロージは『海は燃えている』でもベルリン映画祭金熊賞を獲得し、現…
ローマを取り巻くように走る環状高速道路“GRA”に焦点を当て、大都市の辺縁に暮らす人々の悲喜こもごもの人生を見つめたドキュメンタリー。
木の中の“音”を聞き害虫から木を守ろうと研究に勤しむ植物学…
途中の太陽が赤く燃えるシーンの映像が、内容がより宗教的だったのも相まって、いわゆる「中盤の味変」になっており、ドキュメンタリー映画を鑑賞させる術になっている。基調となる色は、夜色→夕色になってるけど…
>>続きを読むジャンフランコ・ロージ監督の作品。『国境の夜想曲』を観て、以前観たことを思い出した。
ローマに生きる市井の人々を淡々とカメラに収めた作品。よそ行きでない普通のローマ。生活臭のするローマ。
当時は…
華やかな観光都市ローマの印象とは、がらりと異なる、市井の人々のさりげない日常が淡々と綴られているのだが、実に豊饒で、何とも味わい深い。没落貴族、車上生活者、ウナギ漁師、救急隊員、植物学者。ばらばらの…
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