幕のリア

ディープ・スロートの幕のリアのレビュー・感想・評価

ディープ・スロート(1972年製作の映画)
2.0
パリ・テキサスを両サイドから咥えてしまった(//∇//)
ヴェンダース、いやナスターシャ・キンスキーごめんなさい。

マニー・マーク風のチープなインストに乗せてオープニングクレジット。
そしてB級の白人ファンクにオバハンへのク*二が長い。
ピクセルでか目のモザイクで助かった。
その後もブッカーT風のサウンドに3Pだか4Pだかダラダラと続くまぐわいなど真剣に見る気にはなれず。
アリが道端に落ちたアイスキャンデーの棒に群がるのを見ているような気分。
アクロバチックな体位など出し惜しみせずに盛り込んだ意欲は買える。
初めてのディープスロートシーンで流れる何故か訳詞が出ない表題曲のしょうもなさ、鐘の音と花火とロケットのインサート映像からの(ちなみに同じ演出をまたやる)…
いや、もう止しましょう。
頭貫通するはどのディープスロート深度はえぐい。

なんの物珍しさで空前の大ヒットをかましたのかドキュメントを見たばっかりでも理解に苦しむのだが、そこはAVなるものが産まれる前の時代。
未来人から見た感想に過ぎない。

性行為を開けっぴろげに映写する事がフリーダム!という幼稚性や奔放な性を笑い飛ばす精神がクールに映えたのだろう。

裏歴史的記念碑作品という事には敬意を表したい。
幕のリア

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