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呪怨 ザ・グラッジ3のsayaのレビュー・感想・評価

呪怨 ザ・グラッジ3(2009年製作の映画)
2.5
呪われたアパートで管理人をする兄の様子がおかしくなってしまい、幼い妹の身を案じたヒロインが、日本からやってきた伽椰子の妹と協力して呪いを祓おうとする物語です。
伽椰子の生い立ちが描かれた前作で名前も出てこなかった妹が突然登場するのは、打ち切り前の少年漫画みたいで面白いですね。
監督が日本人でなくなったせいか、伽椰子や俊雄の見た目にも違和感があります。
俊雄が成長しすぎて、ただの変質者にしか見えないですよ。
呪怨の象徴だった時系列シャッフルのオムニバス形式が完全になくなったことで呪怨らしさも薄くなってしまいました。
伽椰子の妹に助けを求めておきながら儀式の途中で拒否したり、伽椰子の妹が襲われてるのに見捨てたりと、ヒロインが身勝手過ぎて感情移入しづらいのも難点です。
問題を解決するつもりが、似たもの姉妹のせいで状況が悪化する結末になるのは呪怨らしいですね。
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