ゆみな

ギミー・ザ・ルート ~NYグラフィティ~のゆみなのレビュー・感想・評価

3.1
この間観た「浮き草たち」が相当良かったので、同監督のこちらも観賞。

所謂グラフィティ映画って括りで観ると物足りないのかもしれない。マルコムとソフィアはニューヨークでグラフィティアートに夢中になっている仲良し2人組。ある日、彼らの描いた作品がライバルによって滅茶苦茶にされてしまい、リベンジとしてニューヨーク・メッツのホームラン・アップルに作品を描こうと思い付くんですね。でも、それには500ドルのお金が必要で…ってお話かな。簡単に言うとタイトル通り金集めがメインなので、グラフィティに辿りつけるかどうかは金次第って事です。

しかしこの映画意外と可愛くて、友情なのか恋なのか…その辺りの微妙な感情の変化の表現が秀逸。パッケージの女の子が主役かと思ってたけどぜんぜん違って、逆に彼女じゃなくて良かった…って観終わった後に思いました。

SXSW(サウス・バイサウスウエスト)映画祭で大賞も受賞した作品らしくて、これを気に入ったジョナサン・デミが後から制作者として参加したとか。私は意外と好きでした。
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