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ヴィゴ カメラの前の情事のotomのレビュー・感想・評価

ヴィゴ カメラの前の情事(1998年製作の映画)
4.3
とりあえず17歳くらいの頃に好き過ぎだったロマーヌ・ボーランジェが見たくて。バィ〜んとした全盛期でどのシーンも可愛いけども、特に水中のやつは美しい。30年代によくある感じの魔の山フィーリングから始まってのジャン・ヴィゴのまさに映画人的な半生。結核とアナーキーな父親の血に苦しみながらも、しっかり血は受け継いでいると。病床で映画を作る図がアマデウスのモーツァルトとサリエリに見えてくる。最初の2本も一緒に観て、身を削りまくったクオリティの高さに納得。アンニュイさと悲劇と大袈裟な90年代のフランス映画感満載で嫌いではないんだけど、英語ってのは謎。
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