【家長としての責任と自尊心に押しつぶされる老いた会社員をダスティン•ホフマンが演じる】
内容は1951年版とほぼ同じだが、現代にも通じる、競争社会、子への接し方、老いの問題、若者の挫折感など、テーマがよりはっきりと伝わり、憐れ、悲哀、理不尽…という言葉が浮かんで来る
主人公ウィリーの性格の問題は大きいが、親の立場だったり、セールスマンでなくても 多くの会社員は共感するところが多いのではないだろうか
夫の奇行に戸惑いながらも夫をたてる妻は立派だが、もしかしたらこれも夫を追い込む要因に?
しかし、夫の悪口を子供に吐きまくる妻よりはよっぽど立派、この母のもとで育ったなら2人の息子たちも遅まきながら成長していくに違いない
父の期待を背負いすぎた長男の叫びが痛々しい