ネズミ

セールスマンの死のネズミのレビュー・感想・評価

セールスマンの死(1985年製作の映画)
4.4
辛かった…
ごく一部の人しか成功できない、ほとんどの人が使い捨てにされる世界に否応なくはめ込まれると辛い…。その世界で成功することだけが『成功』だとは限らない。
でも、現代社会の私達も、そうであるかのように錯覚してしまうことあるよね。就活とか自己研鑽とか、好きでもないことを自分の成功のために頑張って、自分の心を削っていき、おかしくなりそうな時がある。だからこの映画(戯曲)がすごく心に響くのかな。響きすぎて辛かった。
娼婦にはストッキングをプレゼントする夫。家でストッキングの穴を繕う妻。妻は最後まで夫を想っていて、そこも辛かった…。
ネズミ

ネズミ