クリーブランド・ブラウンズのGMサニー(ケビン・コスナー)は2014年のNFLドラフトに臨むが、他チームからのトレード提案やオーナーからの圧力を受け、自分の信念が揺れ始める。恋人アリ(ジェニファー・ガーナー)に支えられ、時間切れぎりぎりの中で大逆転を狙った大勝負に出る。
アイヴァン・ライトマン監督による、NFL、アメフトのドラフトを題材にした作品。
これはあからさまマニアックだけど、内幕モノとアメフトが好きな自分にはめちゃめちゃ面白くて、映画の出来以上に評価をかなり盛ってしまった。
すべて実在のチームが登場し、それっぽい感じのスタッフたちが駆け引きにしのぎを削る。
チームだけでなく、実在選手の過去の映像も盛りだくさんだ。
なんだかNFLのプロパガンダみたいだけど、それでもワクワクしてしまった。
正直、主人公サニーは場当たり的で直情的で共感できず、ラスト30分はラッキーが重なっただけに見えてしまう。
家族や彼女に対する態度も問題アりで、欠点だらけの男が奇跡を起こすファンタジーだったかな。
名優フランク・ランジェラにエレン・バースティンだけでなく、チャドウィック・ボーズマンが「エクスプレス/負けざる男たち」に続いて好感度高いフットボウラーを演じているのは見どころ。
久々のロザンナ・アークエットも楽しめる。
楽しかったけど、現実には今に至るまで復活してないブラウンズが悲しい。