肉鹿

ドラフト・デイの肉鹿のレビュー・感想・評価

ドラフト・デイ(2014年製作の映画)
3.9
アメリカンフットボールのドラフト当日。低迷しているチームと選手と自身の進退をかけた忙しすぎるGMの12時間が始まる。

ドラフトの仕組みが楽しすぎる😆

映画を観る前にこれだけは覚えておいて欲しいルールが、指名権までトレード対象になること。
しかも今年だけじゃなくて来年や再来年、さらにそのつぎの年まで指名権を譲ったりするなんて頭がこんがらがってくる複雑さ。どうすれば得か損になるかわかんない😂

そのわからなさを巧みに手繰り寄せるGM同士のふっかけまくりの舌戦が楽しい!
相手の要求を素直に飲むなんてバカのやることだ、とばかりに最後の最後まで要求を変更してくる大人の姿にニヤリとすること請負。

そこにまるでマンガのコマ割りのような独特なカメラワークによってテンポや緊迫感がスピードアップして、画面から目を離せなくなっちゃう。

さらに大人な不倫恋愛や亡き父との家族愛まで巻き込みながら、迎えるクライマックスの大逆転劇に叫びたくなってもおかしくないのです。
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