RIO

ジュビリー/聖なる年のRIOのレビュー・感想・評価

ジュビリー/聖なる年(1978年製作の映画)
3.5
天使エアリエルがパンク以上に炸裂した存在感
不気味なんで直視できない

未来のイギリスを目にするエリザベス女王1世の悲しみ
偶像破壊的暴力がファッションとか流れるエネルギーから時代を感じます
ロンドンから生まれたものが与える影響は大きいなと思った
サブカルチャー的なインパクトとして強烈です

ジュビリーって何だと調べたら
*君主の生涯とその治世を祝う祭典のことで聖書に出てくる「ヨベルの年」に起源がある
ヨベルの年とは旧約聖書の中の1書「レビ記」に出てくる言葉で土地を7年ごとに休ませる安息年が7回巡った次の年の50年目の年を指し富の偏在が是正される「原状回復」を意味する年*とありました

そんなタイトルを持ってくるあたりデレク・ジャーマンのメッセージが更にどっちにでも取れるようでちょっと難解でした
今は素直にカルチャーを認めてはいても失われたモノへの嘆きのエリザベス女王の声が聞こえてるんだろうなと考えてます
RIO

RIO