夢を追う系のヒューマンドラマかと思ったら全然違った。重い話だった。
そもそも、これは日本の配給会社が悪い。だって「そういう内容の映画ですよ」って宣伝してるんだもの。ポスターと邦題も完全にミスリード。会社の人間、誰も観てないねこりゃ。あるいは最初のほうだけ観てレーサーのサクセスストーリーだと思い込んだか。いずれにせよいい加減すぎて腹立つ。
で、全然イメージと違っていても面白ければいいんだけれど、本作は全く刺さらなかったな。主人公があれだけ大胆な窃盗をしておいて平然としているのも頭にくるし、そもそも捕まらないのが不自然。
で、子も子なら親も親という。ロクな親子じゃないな。
挫折、失望、裏切り、不正……そして再起……かと思いきや、その後に起こるとんでもない事件。こんな重すぎる罪悪感抱えたまま残りの人生全うできるのか?
締めもものすごく納得いかない。後味悪すぎ。
因みにマイカ・モンローの映画デビュー作。