PANDADA

CAT'S EYE キャッツ・アイのPANDADAのレビュー・感想・評価

CAT'S EYE キャッツ・アイ(1997年製作の映画)
1.0
原作は北条司の漫画。

美術品を狙う女盗賊集団キャッツ・アイ。その正体は失踪した黒田画伯の3人の娘達であった。3人が普段経営している喫茶店「キャッツ・アイ」に入り浸る三姉妹の次女瞳の恋人俊夫は正体に気づきもしていない。そんな中国際犯罪シンジケート「紅龍団」の魔の手が迫る、、、みたいなお話。

最高にダサいです(笑)。

キャッツ・アイといえば、スタイリッシュなレオタード風コスチュームですが、
本作では全身ラバータイツで、
よく言えばキャットウーマン風、
悪く言えば耳付きモジモジくんです。
なので、3人の決め所で思わず爆笑してしまうくらいダサい。

キャストは泪:藤原紀香、瞳:稲森いずみ、愛:内田有紀とイメージ的には悪くないのですが、他のキャストもふくめ、そのイメージを壊滅させるほど演技下手なので、コスプレ学芸会にしか見えません。

それでも、前半まではツッコミどころ満載ながらも、理解はできるストーリーなのに、中盤以降、支離滅裂になります。

観客のツッコミ待ちなのかと思えるようなシーンが多いのもペケで、

・自転車やスケボーに追いつかれるバイク
・警察所有の自転車のプライベートでも使う俊夫
・狭い通路の天井をがっつり移動するキャッツ・アイに全く気づかない無能な警察
・フジテレビ本社としか見えないキング財団アジト
・日本国内なのに重火器装備を警察に見せつけるキング財団警備隊
・倒したはずの黒旗がいつのまにか中空のヘリの中に
・結局何がしたかったのかさっぱりわからない「皇帝」

などなど、最低な脚本のせいで、理解不能です。

杏里が歌う「CAT’S EYE 2000」もアニメ版の方がはるかに良かったなぁと、個人的には思ってます。

バーニング+フジテレビのゴリ押し作なので、原作ファンが置いてけぼりにされてます。

もう一度キチンとリメイクしてほしいと思う作品。

観る価値はないです。
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