ペコリンゴ

バッドガイ 反抗期の中年男のペコリンゴのレビュー・感想・評価

3.4
記録。
大人げなさはときに武器になる。

主演のジェイソン・ベイトマンの監督デビュー作。

子供向けのスペル大会に挑む40歳の性悪オジさんが、同じく大会参加者である10歳の少年と友情を築いていくハートフル(?)コメディ。

この大会、正式にはスペリング・ビーと呼ばれるもの。出題された単語のスペルを正確に回答することを競う競技で、アメリカでは大人気だそう。劇中の演出のように実際テレビ中継もされるんだとか。

まぁ舞台が舞台だけに地味っちゃぁ地味。そこまで笑けることも無いんだけど、衝突がありながらも30歳の年齢差を超えた友情が育っていく展開はなかなか良き。

ちなみに劇中で登場する最も長い単語は”floccinaucinihilipilification”(29文字)。軽蔑とかそんな意味だそうだけど、これでも最長じゃないってんだから驚き。