こめい

D坂の殺人事件のこめいのネタバレレビュー・内容・結末

D坂の殺人事件(1997年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

証拠が提示されずwhyダニットのみで話が進行するので推理小説的な要素は無かった。
取り調べの時に紅葉の絵についてごまかすことだってできたはずと思ってしまった。(心理試験があるので嘘は言えないかもしれないがそれを証拠とするのは不確定すぎる)

演者の選出も含めてラストシーンが良かった。推理要素を削ぎ落として偽物と本物について常に対比する演出をとっていたが、それは明智と小林の事でもあるという落とし所は不意をつかれた。

ミニチュアでの表現はテーマである偽物と本物感を表現するのに合っていたと思う。
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