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D坂の殺人事件のEIRのネタバレレビュー・内容・結末

D坂の殺人事件(1997年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

江戸川乱歩は怪人二十面相シリーズしか読んでないからこういう作風あることにビックリした。もともとこっちが趣向だったのか。
ジャケットがもうAVやんけ。体感10分に1回濡場がある。まあ分かるよ緊縛は良い文化だ。にしても1人で見てるのにこんなに気まずい体験は初めてだった。
贋作家の蕗屋、責め絵のために女装して縛って自分をモデルに描くまでに至るんだけど、その色気と美しさの説得力がすごい。殺しの理由も芸術家としてのプライドゆえの狂気でこの人物像の魅力がありすぎる。
明智小五郎が論理的に詰めてくシーンはカッコいい。低い声がバチクソに良い。
ただトリックも何もなさすぎてミステリーとしては成立しないよね。ラスト小林少年の描写最初分からなかったけど、これ演じてるの女性と知ってよりフェチズムを感じた。影の使い方と独特なアングルが全部を魅き立ててる。ジオラマの演出も好き。
なんせ倒錯の見本市で真田広之性癖突撃プロモーションビデオ。眼福でした。
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