陰影礼賛な照明効果、
昭和初期の木造建築、
インテリアの細やかさ、
不安定な構図、
着物とエロスと春画、
真田広之演じる絵師の静かな狂気、
池辺晋一郎のテルミンとバイオリンの調べが怪しく絡む
読めな…
ほんとうに素晴らしくて感情がぐちゃぐちゃに。真田広之の妖艶さ…。
エロが下品になりすぎがちな乱歩映画も多いが、此方は個人的にギリギリのバランスで良かった。
乱歩映画のなかでも秀逸。
サントラほしい……
実相寺作品としてはいつもの奇抜さはあまり感じない。画面が傾いたり照明が乱反射しそうになるともっとやれ!って笑 女装に縄責め真田広之も注目だがやさぐれた明智探偵を嶋田久作が怪演(この人はなんでも怪演だ…
>>続きを読む古書店の女主人から贋作作りの依頼を受けた男
瓜二つに描き上げ、報酬を手にするもまた別の依頼が。
製作過程で男は真実に気付いてしまい…
書き写すシーンも女装のシーンも魅せるけど話が進まん。
終盤になっ…
古書店の女主人を贋作家(真田広之)が絞殺し、明智小五郎(嶋田久作)が登場する後半がやや事件らしくなる。
心理試験の時に「自分の心の贋作を作ってしまったんだ」なる真田のセリフが少しだけ良いかも。
…
着物着て紅をひいた真田広之の自画描き場面でもうこの映画はキマッたねっていう真田広之のための、真田広之をみたいひとのための作品。この後に続くNHKドラマの演出のノリはやっぱし生理的に好みではないんだけ…
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