ネトフリに無くてずっと観れなかった映画。これはただのラブストーリーじゃない。ただのお涙頂戴映画でもない。期待値も高かったけどそれを上回る作品だった。
病気と闘う主人公2人の物語とかってやっぱりテーマ自体が重いから観客に同情させようと必死なのがミエミエな所があるけど、これは全然そんな事ない。しかも安っぽい恋愛ものでもない。
最後に繋がるカットから始まる物語。"(500)日のサマー"の脚本コンビがタッグを組んだことにより随所にスパイスが効いていて、映画にのめり込める。魅せ方が本当に上手い。
登場人物のキャラクターも1人ずつしっかり描かれてて、知れば知るほど好きになる。特にガスは男からも女からも好かれるような史上最強に素敵な人間。最近観た映画の中でダントツで1番好き。優しさとユーモアと可愛さと男らしさ、人間の良い所を全部集めたらたぶんガスになる。飛行機の離陸シーンは素敵過ぎたなぁ。"just friend"に対しての"I'm not"。
そして終盤はもう無理だ。涙涙涙。最後に明かされるガスの粋な行為はまじで泣いた。切ないけどとても前向きなれる。"okay"と答えるヘイゼルのカットも完璧。
これは老若男女、色んな人にオススメしたい映画だと言える。