原題はThe fault in our stars (星のせい)
シェイクスピアのジュリアス・シーザーのセリフをもじったものだ。シェイクスピアのセリフは「全ての罪は星の中にあるのではなく、全ての罪は自分の星にある。」となっていてそれを逆にもじって、「星のせい」という原題がつけられている。
それなのに邦題は「きっと、星のせいじゃない」。どうしてこんな邦題になるのだ!
主人公の2人は末期癌である。彼らは死ぬ運命にあるが生き方が悪かったからそうなった訳ではない。なのに何なのだ、あの邦題は!!
彼らは末期ガンで逃れることも抗う事も出来ない運命にある。誤りは星にあって彼らに何の罪も落ち度もないのだ。その中で彼らは喜びを見つけ恋をして精一杯生きたのだ。
あまりにも過酷で観てても辛くなったが、つらいつらいと言うのではなく頑張って生きた2人の物語。
邦題をつけた人は映画を観ずに邦題をつけたのか?いや例え観ずにつけても、原題をそのまま訳せば星の中の誤りすなわち「星のせい」でしょ?
邦題をつけた担当者だけじゃなく配給会社、趣味悪すぎるよ。この邦題は不味いよと誰も気付かなかったの?
センスの悪い邦題に常々うんざりしているが腹が立ったのは初めてだった。