ひろ

きっと、星のせいじゃない。のひろのレビュー・感想・評価

3.6
ジョン・グリーンの小説「さよならを待つふたりのために」を原作に、ジョシュ・ブーン監督によって製作された2014年のアメリカ映画

末期ガンの女の子とガンで片足を失った男の子の愛の物語

原作がヤング小説だから甘っちょろい恋愛映画かなあって心配だったけど、恋愛映画の傑作「(500)日のサマー」の脚本家はやっぱり違う。
こういう病気で余命いくばくもないパターンは日本の恋愛映画が大好きなパターン。日本の超つまらないお涙頂戴映画と違って、悲しいけど愛をちゃんと描いた作品に仕上がっていた。

ヒロインのヘイゼルを演じて絶賛されたシャイリーン・ウッドリー。不幸な境遇の中で幸せなひと時。いろんな表情を見せてくれた。これから売れそうな女優さん。

相手役オーガスタスを演じたアンセル・エルゴートもフレッシュで好感が持てる演技。ウィレム・デフォーが脇役で登場してちょっと得した気分。

ありがちな設定だとどちらかが不治の病だけど、この物語はどちらもガンだからお互いの結びつきがより深く描かれている。病気になりたいとは思わないが、この映画のような2人の深い繋がりは憧れる。
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