とらねこ

ホドロフスキーのサイコマジック・ストーリーのとらねこのレビュー・感想・評価

4.0
ホドロフスキーはただの原作なだけだけど。

愛した男はセックスが好きで、子供など欲しくないと中絶を強いる。
盲目的に従うが、心と魂が深いレベルで傷つき、男への愛と自分の傷の葛藤により心を病み始めてしまう女性。

中世の魔術的な雰囲気と女性の心の病みが合致してハーモニーとなり、そこへビリー・ホリデイの「奇妙な果実」が歌付きで流れる。
シンガーがどことなくエイミー・ワインハウスを思わせ、女性の業の深さを感じさせる力強い歌声。
この作品にピッタリだった。
とらねこ

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