ドント

プラスワンのドントのレビュー・感想・評価

プラスワン(2013年製作の映画)
3.6
2013年。面白かった。月イチくらいでこういう掘り出しモノに遭遇したい。一瞬の浮気で恋人に嫌われた青年。大学のクソバカドンチャン騒ぎパーティーに参加してヨリを戻そうとするが、折しもその直前近所に落下していた隕石の影響でとんでもねぇ現象が起きる。あとは観てのお楽しみ。
「何故こんな変なことが起きるのか、これは何なのか」なんてのは些末なことである。起きてるもんはしょうがない。これはわけのわからない状況の勢いと、その中で思いを突き通そうとする主人公のヤバさを描く映画だ。あと向こうのパーティでのリア充たちの生態も学べる。
現象のルールが難しかったり、出てくる奴ら・特に恋人が「どの」奴らなのかわかりづらかったり(ちょっと工夫が欲しかったね)、終盤がいささか性急で畳みきれてない気がする(でも前代未聞の大バトルは見もの)だけど、みんなボロボロになってるし主人公の行動もどう考えてもヤバいのにハッピーエンドっぽくまとめてやがるその歪みにドキドキしちゃう。
なかなかに気の効いた映像と共に、とんでもねぇ出来事の疾走感+これどうなるの?との牽引力で引っ張っていくSFサスペンスパニックラブストーリー。ばかな大学生ばっかり出てくるので女体の露出がやたら多い(あのクールジャパン文化も登場)。愛は狂気。
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