たむランボー怒りの脱出

ドライブイン蒲生のたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

ドライブイン蒲生(2014年製作の映画)
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色々な部分が“微妙な”映画。

でもその微妙さが良いように作用している。

登場人物それぞれの距離感も微妙。
しかしその距離感が嘘っぽくなくて観ていて心地よかった。

また被写体に対する距離感も微妙であり、引きの画と長回しが多用される。

明らかにズームの失敗ととれるようなカットや太陽が雲に隠れてしまったカットなどが難なく採用されていたりもする。
でもこれらの失敗は、何故かこの映画に対して良いように作用しているように感じる。

75歳の監督とは思えない若々しい作品であった。