えるる

美女と野獣のえるるのネタバレレビュー・内容・結末

美女と野獣(2014年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

ディズニーの美女と野獣とは別物。
最初のお姫様と三男以外が全員が図々しい。
だが、お城の装飾や衣装の色味がダークファンタジーの様な黒と金、濃いカラー基調とした色彩でとても好み。ドレスのデザインも変わってて可愛い。広大過ぎる城も庭もすごく綺麗でロマンがある。

子供達に本を読む。その本のストーリー。
裕福な商家の一家、父と兄3人姉2人と末娘のベル。商船の事故で貧乏生活に一転。長男は酒場で多額の借金。父が道に迷いたどり着いた古くて馬鹿でかい城。バラを盗んだ事で城の主人の野獣に命を取られる事になるが身代わりでベルが自ら城に行くことに。身代わりとして殺されるつもりで城に行くも野獣はベルを歓迎し野放し状態。ベルは夜になると野獣の過去の夢を見る。帰省を許して貰い家に帰ると兄2人はベルのアクセサリーをみて借金の代わりに城に借金取りを案内する。野獣は元は人間で最初のお姫様は妖精の娘。お姫様が変身していた金の雌鹿を狩ってしまい神の逆鱗に触れ野獣の姿にされていた事が発覚。城では侵入者が大暴れ。野獣と仲間達vs侵入者。野獣が負傷し、ベルの部屋の回復の泉にドボン。獣化が解ける。
本を閉じて読み手はベル。外には人化した王子。花屋を営みながらひっそりと暮らしている。

父、散々人の家の物を食い散らかして財宝まで盗んでおいて野獣に「私を泥棒扱いするな!」泥棒です。長兄はクズ。次男はクズの言いなり。姉妹は世間知らずで現状把握能力なし。ベルは人柱的な存在の割に主張が強く自己肯定感が高い。最初は早く殺せとか言っているのに2分後に野獣の顔見てビビってナイフ向けてる。部屋に入るな!とかいうがお前の家じゃない。ダンス踊ってあげるから家に帰してって交換条件から感じるすごい自信。このベルは何もしないグータラ探検しかしてない最高の生活。元ビーグル犬達と仲良くなったとか言ってるがなってない友達ハードル低い。酷い罵り方した癖に氷に落ちて助けられたら恋に落ちるチョロさ。王子がバツイチ、イケオジだが最後までこいつの息子かな?って期待をしてしまう。巨人達は元王子の側近では?ボロボロ。王子のみ助かって可哀想。侵入者って馬鹿みたいに何でもかんでも壊したり扱い方酷いん?傷がない方が高く売れるのに非効率。誰でも合言葉さえ言えば通すセキュリティガバガバの魔法の城。その割に最後は何故すんなり通してくれなかったのか。
城どうなった?脱出できたんだから全壊してないよな。ひっそり暮らすな。

映像美やファンタジー感はすごく楽しい。まー女性はこの位、自己肯定感が高くてチョロい方が幸せになると思う。ディズニーのベルとお父さんそ画像して見るとガッカリするので別物として見てほしい。
ファンタジー映画好きなら楽しめると思う。
えるる

えるる