よか

美女と野獣のよかのネタバレレビュー・内容・結末

美女と野獣(2014年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

なによりロココ調ドレス着こなすレアセドゥが美しすぎて、それだけで見る価値ある。
美術も設定もファンタジー方向にガン振りで、Theお伽噺。好きです。

ディズニー版に比べて、ベルの心情にフォーカスが当たってて良かった。
野獣がどのように真実の愛を獲得していくのかというよりかは、ベルが野獣の過去を知ることで、その孤独や過去の愛を慈しみ、醜い野獣の姿から彼の心の輪郭を見出していくのが、お伽噺的なテンポの良さで描かれていた。

豪華絢爛な衣装と退廃的な舞台美術のコントラストも良かったし、とにかくどの場面を切り取っても上品で美しいのは、さすがフランス映画って感じ。

前述の通りテンポがいいので絵本のように気負わず楽しめる。
あとはラストの終わり方もロマンティックで、美意識100%な映画だなぁと思いました、まる。
よか

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