Tae

悼む人のTaeのレビュー・感想・評価

悼む人(2015年製作の映画)
3.1
テーマはスゴく重いのですが、なかなか伝えたい事を理解するのが難しい作品でした。
全くの他人の死を悼むために旅を続ける行為は何のために続けているのかというのが最後までわからなかった。
これを続けて誰が救われるのだろう。
本人にとっても辛いものでしかないと思うのに、やはり自己満足に見えてしまう。
相手の事を全く知らないのに、ごく一部の情報や印象で悼むというのは、私は何か違う気がしました。
確かに人間は都合良く解釈したり、すぐにいろんな事を風化させてしまったりしますが、でもやっぱり悼むというのは、相手を知る人間だからこそ出来る事で、関わりのない他人がする事ではないのでは?と私は思ってしまいます。
作品の中で印象に残った言葉はありますし、深いなぁと思う部分もあったのですが、イマイチ納得出来ずに終わってしまったので、原作を読んで掘り下げてみようと思います。
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