くらーく作られた画面が怖さを助長します。
初めはごくごく普通の日常ですが、そこに軽く不和が生じて、そしてジワジワとホラー映画のような様相。
いやあ「やっぱり女は怖い!」というのが男としての感想。
で、たぶん女性からすると「やっぱり男はバカ!」という感想なのでしょうか・・。
まったくその通りでバカです、はい。
勘違いで見抜けない阿呆なんですよねー。
《何か書こうとするとそれは即ネタバレにつながるため、全て排除してご覧になりたい方はご遠慮ください》
話はとある夫婦から始まります。
よくわからないけど休職中の旦那と大学教授の妻。
妻はパニック障害を抱えていてずっと薬を飲んでいる。同時に子供を欲しがっていますが、どうも薬を飲んでいるとなかなか妊娠しない様子。
旦那は休職中なのに飲み歩き。そこである若い女に出会ってしまうわけです。
なんだかまるで文学にありがちな設定だなあと思っていました。
明治のそれか渡辺淳一!
ちょっともったいないなあと思ったのは、まずタイトル。
悪戯いたずら
何を持ってこれなのか・・・。女学生が不倫に走るのは切実な事情があり、唯一いたずらなのはバレたあと。女学生が踏み外したネコ以降あたりはいたずらなのかなあ?
二つ目は終結のさせ方。
もっとみんなタガが外れても良かった??
ラストの暗転と同時のパトカーのサイレンは、ようやく警察も機能し、女学生も捕まるって暗示なんでしょうね。けれどちょっと予定調和すぎるというか、ねえ。
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街頭の浮浪者のくだり、3度も出て来ると完全に意図的ですが、いったい何の暗示だったのかなあ。そんなに深い意味ではなかったかなあ。
頭小突かれた少年も、いまひとつ効果はなあ。