喵來

大いなる沈黙へ ーグランド・シャルトルーズ修道院の喵來のレビュー・感想・評価

4.7
映画館で見た人の、時気づいたら終わってたって話を聞いてだな。
うんこりゃ無意識に落ちるわ。心地いいんだけども。
自然音とか鐘の音とか心地いい静寂だから。。。
沈黙を重視する「修道士は沈黙する」アレもこの修道会モデルかね。せーふくが同じだ。

でもテーマとその表出の仕方だけで見る価値がある💯
「視力を失ったことを感謝する」「すべては幸せのため」「喧騒と惨事の後の沈黙に神はいる」


村の「時間」だった修道院も教会も「時計」に支配されてるの皮肉だな。時代とは。

「人は太陽の光が自分だけを照らしていると思っている。地も大気も海も光に満ちている。」
真ん中の方の祈祷にあったけど映画の本質を凝縮してた。
激動から静寂、そこに神の片鱗が見える。
そら1984年ではまだはやい、だね。


弁えて隅っこから撮るわけだけど、隅っこからでもあんなに実態わかるの面白い。
タイトルの挿入も絶妙なバランスである✨
喋らせずに「人」を見せる演出好きだな〜

一口に修道士といってもいろんな仕事があるわけで。全て孤独の作業であるわけで。酒造りとかね。新人指導だってあるわけで。
沈黙と瞑想に暮らす。でもその中にも少年のような遊び心は存在する。祈祷中寝たりね🥰牛さんとかヤギさんが中を普通に歩いてるのカワイイ✨(お肉は食べていいんだ?)

ご飯とかおしゃべりとか、途中疑問に思ったことはだんだん彼らの言葉で説明されてくのわかりやすい。完全な静寂では人は生きていけない。。。雑談の内容も高尚であるが。

しかし雪の季節の苦労はあっさりだし、服はペラっと一枚じゃなくて中に着込んでるし、運営はパソコンだの書類の山だの車だの飛行機だの、そり遊びだの、当たり前だけど意外であった。。

こゆ世界も綺麗事だけじゃないし、アジア人や黒人が修道士として受け入れられ始めたのっていつからなんだろ🤔
喵來

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