修道院での生活を追ったドキュメンタリー。
映像の合間に繰り返される聖書の？フレーズ。
「一切を退け私に従わぬ者は弟子にはなれぬ」
→一切を退けることが自らに課した罰なのか？弟子になることで得られるものは何なのか？赦し？
と、序盤は想像したが、
「主よあなたは私を誘惑し私は身を委ねました」
→神に近づきたいという純粋な思いがそうさせるのか、と終盤になってやっと思いを巡らすことができた。
いろいろな生き方があるなぁ。
粒子の粗い映像は、修道士の主観視点なのかも。光や草花の美しさが強調されていた。
散歩での、食事前に手を洗うかどうかという会話や、雪遊びではしゃぐ様子にじんわりする。
盲目の修道士が語る「死に近づくことは神に近づくことだから怖くない、むしろ幸福だ」という死生観がシンプルで力強い。
