ソムタム

大いなる沈黙へ ーグランド・シャルトルーズ修道院のソムタムのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

配信終了ということで、駆け込みで鑑賞。3時間くらい?の長時間の作品のため、何度か寝落ちしつつの鑑賞となった。

セリフやナレーションはほぼないので、あらゆることに対する説明はなく、ひたすら彼らの生活の一部を自然の風景を交えながら見つめ続ける作品。

基本ずっと祈ってるのだが、一体何をそんなに祈ってるんだろう??でも、たとえば、芸術家とかスポーツ選手の日々を追ったドキュメンタリーがあったとして、それだって究極を言えば、しなくてもいいこと(世の中の大概のことはそう)なので、別に山奥で俗世や文明社会から距離を置いていたとして、別にそこまで意味や目的を求めなくてもいいのか…?とか、宗教とは…?みたいなことを、勝手にぐるぐる考えてしまう。

ラストで、少しだけインタビューシーンが入るけど、「死は恐ろしくない。」「神は限りなく善」というセリフが印象に残った。限りなく善か〜。

たま〜にみんなで談話できる時間があって、そのシーンは楽しそうでよかった。食堂の前の手洗いの話をしていた。あと、スキーしてるのもほほえましかった。

最近疲れ気味なので、簡素で静謐で、あらゆるものが削ぎ落とされた空間が羨ましくもあるけど、きっと俗世で煩悩にまみれてるわたしは、一日も持たないだらう。

また見返したい。
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