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大いなる沈黙へ ーグランド・シャルトルーズ修道院のamiのレビュー・感想・評価

2.8
修道院に差し込む自然光が美しく、視線をジャックされたかのような錯覚を覚えるカメラワーク。なるほど、修道院に自分が行ったような錯覚を覚えるわけだ。

とはいえ、音もなく淡々と進んでいく映像に劇場では寝息がチラホラ。眠気に襲われるタイミングで丁度よく大きな生活音が入っていて、工夫を感じるけれど…十分じゃなかった模様。

退屈してしまいそうな人生だな、何を日々の目標にして生きてるのかしら、なんて思っていたら修道士が「今時の若い人には目標が」と箴言を口にしていて衝撃を受けた。住む世界が違い過ぎて、共感できるところがまだまだない。

映画のチケット売り場は混雑していて、大盛況っぷりは中々のもの。結構、難解に感じるのに。雑誌やテレビを初め、メディア露出度も高い。つくづく不思議な映画。ここまでメディアで取り上げられるのはなんでかな。
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