フィニー亜蘭

海月姫のフィニー亜蘭のレビュー・感想・評価

海月姫(2014年製作の映画)
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まず初めにこれは映画でない。ただただ長いだけの動画である。おまけに誰が主人公なのか不明で、おまけに各主人公のキャラクター性が少しも活かされず、おまけにオタク女子は皆同じようで何が何だか不明な登場人物達。話も幼稚過ぎてお話にならない。ターゲットは10代だろうが、今の十代はこんな幼稚な内容で満足するのか、更に全て説明セリフと独り言セリフ【モノローグではない】ばかりでシナリオが下手くそ極まる。監督の名前もあったが、これまた演出がバラバラでバランスがなくて、言わば中途半端な仕上げになっている。演出力のなさもそうだが、まずはシナリオがまるで【習作を3作品ほど書きました】程度の技術。ここはもう一度、野田高悟【シナリオ構造論】や新藤兼人の本を読んで勉強しなおして頂きたい。こんなヘナチョコで入場料金1800円を奪おうなんざ、笑える。今年のワーストワンの映画であった。佐々木昭一郎【ミニヨンの倍音】より酷い、最低な映画だ。
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