ロボットに限りなく近い人間と人間に限りなく近いロボット。
果たしてどちらが人間らしいと言えるだろうか。
技術の進歩により、人間は狩をしなくても肉を手にし、肉みたいなものを加工するようになり、肉を食べた時のような感情すら脳内で生み出すことが可能となるだろう。
あらゆる出来事が想定され、予想され、超予定調和的社会を生み出すのが未来なのだろうか。
電脳世界でありとあらゆる快楽を手にしたという主人公アンジェラ。
危険はありながらも快楽を自分の手で手にしてきたディンゴ。
どちらが本当に幸せといえるだろう。
魂の牢獄か
死のある魂か。
考えた。
楽園とはなにか。
幸せとはなにか。
人類が生き延び続ける限り、永遠につきまとうことだろう。
皮肉にも彼女がイキイキと画面で戦闘するほどに電脳世界がディストピアに見えるというパラドックス。
面白い。
戦闘シーンでのカメラワークも痺れるほどにかっこよかった!
ミサイルの残像、音楽との共鳴、余韻を残すような視点。
そのどれもこれもが痺れる!
見たことのないアングルに鳥肌が立つ。