ありがとうイーライロス！ と拍手したくなる出来。
昔見たときは微妙だった…ような気がしてたんですが、見直してみるとまあ面白い。
前半はお前ら本当…なんてフラストレーションが溜まるんですが、飛行機が墜落してからはそれが一気に解消されますんでにっこりと。
そのプロペラがゆっくり回ってるところに不用意に近付いていって死ぬシーンの、不注意に無意味に命を散らす感じがめちゃくちゃ良かったです。
村に行ってからは華々しいダルマシーンがあり、丁寧に塩を擦り込まれてこんがり焼かれちゃったりしますけど、その丁寧さが、単に残酷なことをしているんじゃなく、これが彼らの食文化なんですよねえ、ということが伝わるんでまた良かった。
その食文化に馴染めず、食事が乗ってた皿をかち割ってそのまま…なシーンの、全く躊躇わねえ感じとかも印象深くて…
その他、良いシーンがあまりにたくさんありまして。
初めはエセ活動家から始まり、最終的には真の民族保護を成し遂げる感じも上手くまとまってて好印象…だったんですが、やっぱり続編を意識してる感じはいただけなかったかなと。
クレジットでアレハンドロが美味しく頂かれてたら最高だったんですがね。
