浅野公喜

呪われた海の怪物の浅野公喜のレビュー・感想・評価

呪われた海の怪物(1961年製作の映画)
2.8
B級映画の帝王で現在も御存命(96歳)且つプロデューサーとして現役で活動するロジャー・コーマン監督による「地球最後の女」という作品の撮影で来たプエルトリコで急遽「ついでに」6日程で作ったらしいパニックコメディ映画。パブリックドメイン作品を扱っているYoutubeチャンネル、Cult Cinema Classicsで鑑賞可能(途中からかなりズレてますが日本語字幕も設定可)。

冒頭の「チキチキマシン猛レース」風のアニメーションから今作がコメディである事を映像で宣言。怪物が本格的に暴れるのは最後の10分程、その怪物のビジュアルはピンポン玉を目玉にしたムックを汚くしたようなお粗末なもので、見方によっては不気味ですが脱力は必至かも。そして僅か1時間の作品ながら異様に長く感じる作風だったりしますが動物のものまね(本物の動物の鳴き声をアフレコ)が上手い青年の一人が辿り着いた島にいたおばはんとものまね対決する所は笑えました。

初期のロジャー・コーマン監督作品は面白いものも有りますがやはり「こういうものだ」という意識で観るのが正しいのかもしれません(笑)。

https://youtu.be/I18mPuhGPMk
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