イカれた映画が少ないジャンルといえば「スポ根もの」ですね。
たいてい王道展開のサクセスストーリーですが…
世の中には、実はイカれたスポ根映画があるのです(;゜∇゜)
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寺内大吉の原作「すぷりんたあ」を元に増村保造監督が映画化した異色エロス・スポ根。
女子100m走でオリンピックを目指すコーチ(緒形拳)と女子選手(大楠道代)のスパルタ特訓物語。
え?普通のスポ根じゃないかって?
違うんです( ;∀;)
出だし、嫌われものでヒモの落ちぶれた緒形拳を陸上仲間の医師で親友・滝田裕介が、緒形を唯一見捨てず、陸上コーチとして誘う。
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即日、緒形拳は親友で恩人の滝田の妻をレイプ(苦笑)
えええええええええええええ!?(;゜∇゜)
何このぶっ飛び展開(´д`|||)
レイプ理由は「オレは狼だから」( ロ_ロ)キリッ
↑その無茶ないいわけいただき‼
結局、企業の陸上部コーチになって大楠を育てるんですが…
えこひいきの究極系!
セクハラオンパレード!
究極の性差別!
スポ根なのに薫り立つエロス!
もし、今TV放送すれば、間違いなくTV局社長の首が飛ぶ内容です( ;∀;)
まあ、より速くするため、
「男になれ!」って指導してたら、
性別診断でひっかかり、女子競技には出られない(´д`|||)
ああ、いわゆる「ふたなり」ですか…
専門用語で「ちぬちぬ」ですかね。※何の専門?
結局、「やっぱり女になれ!」と
スパルタ特訓&セクース&セクース&セクー…(*/ω\*)はずかしい
ああ、寂れた漁村の小汚ない民家の離れでのHがいやらしすぎる(。´Д⊂)
「漁村&小さく汚い部屋&小汚ない布団&浴衣」
カルテットセクースコンボのエロさは異常(゜ロ゜;
日本が海外に誇れるエロス文化です。
まあ、よくこんなぶっ飛んだ内容をスタッフ一堂超真面目に撮ってるのがすごい!
そして、おもしろい!!щ(゜▽゜щ)
主演二人も日本アカデミー賞常連の緒形拳はともかく、ヒロインの大楠道代も「ツィゴイネルワイゼン」でアカデミー賞取ってますから、演技も◎
終盤は、スポ根があさっての彼方に消え去ってます…
そして、一番のツッコミどころは、
主演二人の超人師弟コンビは好きでやってるんでいいんですが…
とばっちりで、家庭や人生が崩壊した医師の滝田とレイプされた妻の小川真由美が、あまりにかわいそう過ぎる(。´Д⊂)
こんなぶっ飛んだスポ根映画は他にないんじゃないか?
と思いますが、実は…
「悲愁物語」(鈴木清順監督)は本作が足元にも及ばないほど異次元にぶっ飛んだ、伝説のスポ根映画となっています(;゜∇゜)
気になる方は「イカれスポ根」タグを。