安田道代の睨みつける視線がよかった。全然笑わないし、初登場シーンのバスケの練習でのコーチに対する攻撃以外感情を感じない。ふたなりで被差別経験があるからこんな性格になった？と思わなくもない。
足のクローズアップ多めなのが気になった。普通に足速そう。筋肉の隆起も確認できるくらい鍛えられてるけど、一方でブルマというフェティッシュな服装を考えるとやっぱりポルノ的要素がある。戦闘の際の着物の裾からのぞく身体の露出にエロを見出された日本のヴァンプ女優と同じ原理があると思った。
あと男に作り替えると言いつつ尻や足をベタベタさわり、道代に馬乗りになる緒形拳。その様子は妻へのレイプシーンとも似ている。
昼は教え子、夜は愛人というのがまあ典型的で、ピュグマリオン幻想、処女娼婦と女性の理想目白押し。戦時中のシーンにおけるレイプで、事後の女にハエが2匹止まっていたのも女性蔑視やばい。というか、友人の妻への贖罪として女を絶つ約束はどうなった。
それと言わずもがな本作は両性具有の人への差別として捉えられること間違いない。特に取材もせず作ってそうだしなあ
