舞台は山間にある全寮制の女学園。
周囲の憧れの存在であるアヤ。
そんなアヤに好意を寄せる生徒たちが見る幻。
「わたしの呪いを解いて……」
幻を見た生徒たちはつぎつぎに神隠しにあってしまう。
女の子が女の子にかける呪い、をテーマにしたホラー・ミステリー。
『良かった点』
日本の森林風景、古びた木造の校舎に通う美しい生徒たちの寮生活。俗世から隔離された魅力的な閉鎖空間に没入できる。
起承転結がしっかりしていて、それなりの満足感が味わえる。
『気になった点』
あくまでも関連小説の映画化であり、原作の持つ怖さや、謎を解いてゆくゲーム性は皆無。
射影機とコラボキャラが空気。後付け感がいなめない。
ジャパニーズホラーを求めると拍子抜けする。民話や伝承を題材にした超常現象ものが好きなら楽しめるかも。