YOSUKE

劇場版 零 ゼロのYOSUKEのレビュー・感想・評価

劇場版 零 ゼロ(2014年製作の映画)
3.0
「私の呪いを解いて。」
ミッション系の女子高で、噂に伝わる女の子にだけかかる呪いに巻き込まれ、真相を探るお話。
ダブルヒロイン。
大手ゲーム会社のコーエーテクモから発売されているホラーゲーム「零」シリーズが原案。
僕はその大ファンで、Wiiのシリーズ以外は全て極めている。
映画館でチラシを読んで、これは原作破壊だなと判断したのが功を奏したのだろう。
そこそこ楽しめた。
因みに原作再現度は、零に等しい。

ホラージャンルながら、その要素は恐ろしく低い。
サスペンス寄りだ。
少女でも大人でもない彼女たちを、映像美で表現しているように感じた。
同性愛の断片も見られたが、最終的に否定しているように捉えれた。

気に入らない点がいくつかある。
事件の鍵を握るロリータファッションおばさんと、ハゲの若年イタコだ。
イタコは相当に要らなかった。
ただただ、要らなかった。
おばさんも「呪いは全て解けた」とか、能力もないのに断言するのはどうかと思う。
鍵を握ると言うより、知ったかぶりの印象が強い。
ストーリーも、ホラーなのかサスペンスなのか、中途半端だ。
誰が殺したとかのサスペンス要素は、なかった方がスッキリしたのかな。

ともあれロングヘアーの子は可愛いし、期待しなければ悪い作品ではないかな。

最後に主題歌だが、ここは一作目を除く原作シリーズ通して歌っていた天野月子氏に歌ってもらえると少しは見直すことができたのだが・・・。
残念だ。
YOSUKE

YOSUKE